01
面接の前に、3つのメモを用意しよう
求人と企業の案内を読み直し、「何をする仕事か」「自分はなぜ興味があるか」「まだわからないことは何か」を分けます。企業情報や質問の準備、自分の言葉で話すことは、ハローワークの一般向け面接案内でも勧められています(参考資料1)。
- 01求人を、自分の言葉で説明してみる企業の事業と募集されている仕事を短くメモします。わからない言葉や担当範囲は、質問として残しましょう。
- 02これまでの経験を一つ選ぶ授業・サークル・アルバイトなどで、自分が行動した場面を選びます。応募する仕事との接点を考えてみましょう。
- 03勤務できる条件を整理する曜日・時間帯・開始できる時期・通勤できる範囲を確認します。試験などで調整したい予定も分けておきます。
応募する求人をまだ決めていない場合は、長期インターンの始め方から確認できます。
02
自己紹介・志望動機など、準備しておきたい質問
以下は考えるための質問例です。必ず聞かれる質問や、すべての企業に共通する採点基準ではありません。応募先から課題や案内がある場合は、そちらも確認してください。
「自己紹介をお願いします」
大学で取り組んでいること、興味のある仕事、今回話したい経験の概要を整理します。指定された時間があればそれに合わせ、長い説明から始めず、相手が次に質問しやすい内容を意識しましょう。
「なぜ、このインターンに応募しましたか」
「成長したい」で止めず、どんな経験を積みたいかと、求人に書かれた業務をつなげます。企業の紹介文を繰り返すより、どの仕事に関心を持ったかを具体的にします。
「取り組んできたことを教えてください」
役職や大きな成果がなくても、授業の課題や身近な活動で、自分が工夫した場面を振り返れます。チーム全体の成果と、自分が担当した部分を分けて伝えましょう。
03
経験は「状況・行動・振り返り」で整理する
話す内容が広がりすぎる場合は、一つの場面に絞ります。結果だけでは伝わらない、自分の考えと行動を具体的にしてみましょう。
- 01どんな状況だったか活動の目的や困っていたこと、自分の担当を短く説明します。
- 02何を考え、どう動いたか選んだ方法と、その理由を言葉にします。自分が実際に行ったことを分けて話しましょう。
- 03結果と、次に変えたいこと確認できる結果を伝え、うまくいかなかった点や学んだことも振り返ります。数値がわからないときに数字を作る必要はありません。
文章を丸ごと覚えるより、要点のメモを見ながら声に出してみてください。追加の質問を受けたら、用意した順番に無理に戻さず、聞かれたことに答える練習も役立ちます。
04
勤務日数や試験の予定は、正確に伝える
採用されたいからといって、実際には働けない時間まで「大丈夫」と伝えると、開始後の調整が難しくなることがあります。勤務できる曜日・時間帯と、相談が必要な条件を分けて伝えましょう。
- 授業と移動を含め、勤務できる曜日・時間帯を確認する
- 開始時期や継続できる期間の見通しを整理する
- 試験・実習など、調整が必要な時期を伝える
- 未確定の予定は、いつわかるのかも説明する
時間の整理に迷う場合は、授業と長期インターンの両立方法も参考にしてください。求人の最低勤務条件に合うかわからないときは、選考中に相談して確認しましょう。
05
逆質問は、働く姿を具体的にするために
逆質問を「印象を良くするための最後の一言」だけにせず、求人を読んで残った疑問を確認する機会にします。すでに説明を受けたことは、理解が合っているかを確かめる形で聞きましょう。
- 最初に任される業務と、その後の担当範囲を教えてください。
- 研修では何を学び、困ったときは誰に相談できますか。
- 仕事の振り返りやフィードバックは、どのように行いますか。
- 授業や試験で勤務の調整が必要なときは、どう相談しますか。
- 研修中と通常勤務の報酬、交通費、勤務時間の記録方法を確認できますか。
勤務条件を聞くことも、参加を判断するための準備です。質問したいことが多い場合は優先順位をつけ、時間内に確認できなかった点をいつ・どう聞けるか相談しましょう。
06
オンライン・対面の前日チェック
面接の方法、服装、持ち物は企業の案内を確認します。「私服」と書かれている場合も、指定があればその内容を優先し、不明点は事前に問い合わせましょう。
- 日時・場所または接続URL・担当者・連絡先を確認する
- 提出した応募情報と求人を読み直す
- オンラインなら接続方法・音声・充電・周囲の音を確認する
- 対面なら移動経路と必要な持ち物を確認する
- 質問のメモと、勤務できる予定を手元に用意する
遅刻や接続トラブル、参加できない事情が起きたときは、指定された連絡先へできるだけ早く伝えます。オンラインで音声が聞こえない場合は、わかったふりをせず、その場で伝えて確認しましょう。
面接後は、説明を受けた仕事内容や条件、追加で確認したいことをメモします。他の求人とも比較したい場合は、BE INTERNのトップページから仕事内容や働き方を見直せます。
07
答えにくい質問で困ったときは
厚生労働省は、本籍・出生地、家族の職業や収入、宗教や支持政党など、本人の適性・能力と関係のない事項を選考で把握することが、就職差別につながるおそれがあると案内しています(参考資料2)。
こうした質問への対応に困った場合は、質問の意図を確認したり、面接後に内容をメモして大学のキャリアセンターやハローワークへ相談したりする方法があります。無理に話し方の工夫だけで乗り切ろうとせず、相談先を使ってください。
08
初めての面接でよくある疑問
インターン経験がなくても、話せることはありますか。
授業・サークル・アルバイトなど、自分が実際に取り組んだことを振り返ってみましょう。経験の名称より、自分が考え、行動した場面を整理するところから準備できます。応募条件は求人ごとに確認してください。
質問への答えが、すぐに浮かばない場合は?
少し考える時間をもらい、質問の意味がわからなければ確認して構いません。知らないことや経験していないことを、知っているように話す必要はありません。
逆質問が、説明の途中ですべて解決したら?
説明で理解できたことを伝え、認識が合っているかを確認する方法があります。無理に新しい質問を作るより、仕事内容や参加条件に疑問が残っていないかを見直しましょう。
参考資料
- 香川ハローワーク「面接ワンポイントアドバイス」(一般向けの面接準備)
https://jsite.mhlw.go.jp/kagawa-hellowork/kyushokusha/kyushokusha/main_01.html(確認日:2026年11月5日) - 厚生労働省「採用選考時に配慮すべき事項」
https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/consider.html(確認日:2026年11月5日)
